2017年11月2日木曜日

多国籍企業向けのウェブ決済サービスリリース! Braintree




Live Commerce にBraintreeという新しい決済サービスが本日から利用できるようになりました。
日本ではほとんど知られていませんが、1つの申し込みでクレジットカード決済、Apple Pay、G Pay with Google、アンドロイドPay、Venmo、PayPalを利用できるようになっています。

現在、日本法人での申し込みはできないので、香港かシンガポールに法人があれば利用できるので、かなりの限定的になると思いますが、シンガポール発で起業しアジアを商圏にグローバルに活動する方にはピッタリです。

超少数派だとおもいますが、、今後こういった若者が出てくることを望みます!!


2017年10月5日木曜日

トラブルシューティングにおける社員の評価指標

ウェブ周辺のシステム開発現場では、日々がバグやトラブルの連続になります。
これをひとくくりにトラブルシューティングと私は読んでいますが、トラブルシューティングは人によっては3週間経過しても未だに解決していない、もしくは進展があまり見られないものもあれば、ある別に人がやった時は3時間で解決してしまったというケースもあります。

トラブルシューティングにかかった時間が3週間と3時間では天と地ほどの差がありますが、同じ人間でも仕事の進め方や考え方のほんのちょっとの違いがこれほどの差を生み出してしうのが事実です。

トラブルシューティングは、火災や災難、緊急時の避難などと私はかなり似ていると思います。こうした緊急系の事態になったときには、まず問題の本質はなにか?を正しく見極めることが重要です。しかし、緊急時には近視眼的に目先の火消し(課題解決)を優先してしまいがちですが、問題の本質を見極めなければ、火消しに当たっても大元から火消しをしない限り、何度もトラブルが再発してしまいます。

ここでは、以下のケースを想定してトラブルシューティングをシミュレーションしてみます。

1)スマートフォンのGPS機能を利用して、日本政府が提供する人口統計データをAPIを介してウェブサイトに取り込むウェブサイトがあったとします。


2)APIで取得したデータは、データベースサーバに保存し、ウェブサイト上では加工をしてグラフやランキングを表示します。

3)ある日気づいたら、ウェブサイトに全くデータが反映されていないことに気づきました。


さて、あなたならどうやってこのトラブルシューティングを解決しますか?


このケースのトラブルシューティングは早い人なら、3時間程度で解決できると思いますが、勘所の悪い人は1日もしくはそれ以上かかってしまいます。

まず、疑うべきポイントは 


  1. エラーログが出力されるような設計であれば、エラーログ周りの確認
  2. 外部サーバであるAPIが正常稼働しているか、エラーはないか
  3. 内部データベースサーバが正常に稼働しているか、SQLエラーはないか


この辺です。上記ケースは非常に小さなトラブルシューティングではありますが、これを組織的に運営しているのであれば、あなた自身がリーダーとなり、これを的確に現場エンジニアに指示する、ないしは現場が持っている情報を吸い上げ、各自の知恵を周知して問題の本質にトレースできるか、それをあなた自身がリードできるかどうかは大きな評価指標であると思います。


トラブルシューティグは、自らが先頭に立って最後の最後まで責任をもってこの問題を絶対に解決する!という揺るぎない強い心を持っていることも大事です。こうしたリーダーがいる組織というのは、たとえリーダーが間違った判断をしたとしても、現場が軌道修正をおこなってくれるので、結果的に問題解決のプロセスはものすごく早いです。

一方、トラブルシューティングに3週間もかかってしまう組織では、各自が個人商店の集まりなのが特徴的です。普段から各自のコミュニケーションが必要最低限以上はとらない個人の集まりだと、トラブルシューティングが起きた時の緊迫度が3時間で解決できる組織と比べて全く違います。

これは私の持論ですが、IT業界に限って言えば、ウェブサイトのトラブルシューティング収束までにかかった時間=その人の評価 だと思います。

トラブルシューティングを行うために、自らがその解決技術を持っている必要はないと思います。リーダーは適時それを解決できる人を見極めて指示できるかどうかです。

やはり、詰まるところとして普段のコミュニケーションの質がこうした緊急事態で火事場の馬鹿力をどれだけ発揮できるかだと思います。



2017年8月23日水曜日

高須クリニックの院長の発言に共感

高須クリニックの院長の発言で、先日ネットでにぎわっていたのですが、

https://twitter.com/katsuyatakasu/status/282627001637023744


この回答、心から共感できます。
私もブログや顧客と商談するときはよく言います。自社で実践して結果の出ないものは絶対に顧客に提案しない。自戒の意味を込めて。

2017年8月20日日曜日

フィリピンのチーム

まだ4名しかおりませんが、フィリピンのチームです。
最終日にシャングリラホテルで食事をした時の写真です。


私の隣にいるのが高校を1年飛び級し、大学を19歳で卒業した新人社員です。Live Commerceの開発・プラグインの開発をしています。

下段左が Discovery Japan のソーシャルメディアとマーケティングを担当しています。
中央がLive Commerce の開発・プラグインの開発、右がLive Commerceのテーマ開発をしています。4名の平均年齢が23.25歳ということで、当社の平均年齢を下げてくれています。

国立フィリピン大学、聖トマス大学、デ・ラ・サール大学卒というフィリピンでも最高学府の人材を当社では採用し、日々日本仕様の開発業務に従事してもらっています。


フィリピン人でも当社のミッションや理念を徹底して教え込み、フィリピンにありがちな高い給与を求めて転職をするという現地のスタイルではなく、実力の差は努力の差、成果の差は責任感の差という徹底した日本仕様をなんども言い聞かせることで、「君たちはフィリピンに居るが、ボスは日本人、日本のビジネス慣習で。」ということを言い聞かせています。一般総合職ではなく、技術専門職という私の仕事の理念を彼らには徹底して教え

IT業界では平均的な給与に比べれば高騰しています。それでも優秀な人材が日本と比べて確保しやすい市場であることは間違い無いと思います。



フィリピンのBGC

10年ぐらい前に一度きたことがあったのですが、昨日再びBGCを散策しましたが、高級コンドミニアムの建設ラッシュは未だ続いているようです。

最新のショッピングモール UP Twonには一風堂や和民など日本食レストランもありましたね。

まあ、数年以内に首都マカティを抜き、アジアでもグローバル都市となるであろうBGCは期待大です。当社もこの地にオフィスを構える予定!!







2017年8月19日土曜日

自社のカタログ

Live Commerce の最新版のカタログ請求この休みだけで相当数ありました。

私が全て監修してますので、この資料でLive Commerce のことはもちろん、越境EC全般のことがわかります。

最新版のカタログには越境ECで成功するノウハウが詰まりまくっていますから、無料ですので、是非お手にとってみてください!








東南アジアのECサイト 勢い凄い!

今回の夏休みですが、
日本 → マレーシア → シンガポール → フィリピン → ということで旅行と市場調査を兼ねて3ヶ国行ってまいりました。

Lazada と zalora はやはりすごい。
Google検索すると大体この2社の広告が表示されて、日本からのECはまだないですね。
楽天グローバルの広告がたまに表示されるくらい。

Lazada はalibabaから資金調達し、zolareはアパレルの分野で東南アジアを席巻している感じです。

シンガポールの空港でビジネス系の雑誌を買ったのですが、パートナーのHameeさんとが次の100億円企業の候補に掲載されてましたね。






ということで、私も Discovery Japan Mallをさらにアジアで有名にしてやるぞ!!
という気持ちだけはアジアスタートアップの企業に負けずに、
明日帰ります。

2017年8月12日土曜日

夏休み

夏休みですね。

妻が実家に先に帰り、私が後から行くまでの数日間ですが、独身のような日を過ごしています。

朝起きてから、夜寝るまで男一人、子供もいまいので、まあやることはないのですね。

ああ、これって、起業したばっかりの土日の週末を思い出します。

起業したばっかりの頃は、結局土日になってもすることがなく、起床してから退屈になるまでソフトウェアをただひたすら開発してたっけな。

もう、あれから十年以上経つけど、やっぱりまた一人になると同じで、今日もソフトウェアを書いてしまった。

趣味なのか仕事なのか、もうわからない。
ソフトウェアを作るのが半分遊びで、半分仕事。

またこんな日がいつ来るかわからないけど、50歳なっても60歳なっても多分変わらなそう。

2017年8月10日木曜日

やっぱ、仕事は楽しいな

毎日、何らかの発見があって仕事が本当に楽しい。



越境ECという事業をやっていると、日本のモノを世界にネットで売るという単純なビジネスモデルなのだが、日本の商品を海外に売ることは簡単ではない。

日本人が日本人に売るのは、言葉も文化的価値観も同じなので、どんなキャッチ―なコピーで売るのかは大体予測がつく。

解決策も、日本人同士でなら相談したり、周りに聞いたりすることもできる。


一方で、海外に売る場合は、海外といっても韓国なのか中国なのかマレーシアなのか、、、海外というのは非常に抽象的でこれだとどこに売っていいのかわからないので、ビジネスとしては超が付くほどのギャンブルになってしまう。


もちろん、誰に聞けばいいのかと言っても、あまり前例は無いし、参考になりそうな本もほとんどない。貿易とかそんな本はあっても、インターネット通販としての海外への販売はまったくと言っていいほど参考本がない。


なので、自分の頭で考えるわけだが、これが毎日発見の連続で
わくわく感が止まらない。




別に当社に限ったことではなく、越境ECで日本の商品を海外に売ろうと考えているすべての起業家は、肌感覚で売れそうと思っている。おそらく私と同じことを考えているはずだ。


なんとなくの肌感覚でアメリカで売れそうとか、ヨーロッパで売れそうとかという感覚的なものは私も理解できるのだが、いざGoogleで広告とかやってみると、これが全くの不発で終わるケースが大半。


そもそも、日本の商品の需要ってどこにあるの?


おそらく、私を含めて日本の商品を海外に売ろうと思ったきっかけっていうのは、大体同じで、「日本商品は世界にまだ出ていないものがたくさんあるから、翻訳して売ったら面白いんじゃないか!」とか、たぶんこんな気軽な発想からだと思うんですよね。


でも、ぶっちゃけ、発想とそれを実行するまでの行動力は皆さん、モチベーションのある方なのでいいのですが、現実問題として長く続かない。


なぜなら、本質的にその商品の需要生息地を開拓できず、広告のコスパが見合わないとかの理由で辞めてしまう。


顧客が作れなければ会社は倒産、、まあネットショップも受注がなければ撤退ですからね。


以前の私も、商談の席では堂々と「この商品なら売れますね!」とクライアントにはよく言ったものだ。これには半分は感覚的なも、半分は検索履歴データなどちゃんと調べたもので、正直なところ「やってみないとわからない」というのが本音だった。


ただ、越境ECを事業として推進する立場にある当社が、これじゃあまずい、、ということを長年考えてして、何とかして需要の生息地と、具体的にどんなマーケティグなり、相応しいツールを開発できないかと考えていた。


クライアントのアクセス解析を見たり、自社のアクセス解析を見たりと、、。
すると、ある日、Googleアクセス解析のカスタムレポート機能に「国」と「キーワード」と「ランディングッページ」の相関性をカスタマイズして作れることが分かった。


これが、「日本の商品の需要ってどこにあるの?」 の答えのヒントになった。


当社ではDiscovery Japan Mallを運営しているのだが、Discovery Japan Mallには日本好きな外国人が勿論集まってくるわけで、その中から国とキーワードとランディングページに着目し、出店していただいた顧客の商品のうち、どの商品が何というキーワードで、どの国からアクセスされているのかを調査してみた。

これが、結果的にはギャンブル性を排除することに成功した。

具体的な内容については、こちらにビデオを作成したので、興味のある方はぜひ見てください。











2017年7月14日金曜日

会社のホームページをリニューアル!

2008年以来となりますが、会社のホームページをリニューアルしました。



起業してからというもの、まあ様々なサービスをリリースしては潰して、、の繰り返しでいろいろ手を出しました。

10年もすると一定の方向性として骨太の企業理念と、その理念に沿ったサービスだけになった気がします。若い時は血気もあって、あれこれと色々手を出してみたりしましたが、、、会社というのは年月とともに理念に基づいたビジネスモデルになるものだと思いますね。

理念と提供している価値が一致しない企業は世の中から撤退していくのだと。

色々とまだ付け足したいコンテンツはあるので、今後ボリュームを増やしていく予定です。

2017年4月27日木曜日

海外販売の中古マーケット その2

前回のポストで書いたのだが、Discovery Japan Mall で運営している中古品マーケットとDiscovery Japan本体で出品している商品については社内リソースは使わずに、実のところ私個人が時間を作って単独で動かしている。中古マーケット、特にブランド品などになるのだが、eBayでは兆円規模の市場があるが、自社サイト+ネット広告の形でどこまで勝負できるのかという、まだ利益が見込めるかどうか不明な事業のため、人的コストは一切かけていない。

といっても、何時間もパソコンには張り付いているわけではなく1週間に1回のペースで商品のメンテナンスを行なっている。1週間に1回、時間にすれば1時間程度の事務作業になるのだが、データマイニングツールによって生成された商品データベースを主に管理する程度なので、1つ1つ商品を作成しているのではない。

ちなみに、中古マーケットに掲載した商品はeBay出品プラグインを同時平行で運用しており、現在300点ほどの商品をeBayにも同時出品している。eBayに露出することで多くのユーザーにDiscovery Japanの存在自体をアピールすることが可能になる。

日本語自社サイトのまま海外販売サイトを作る実験を仮説してみた


和菓子が最近食べたくなったので、和菓子のサイトを海外販売する例で考えてみたい。

以下のサイトは婦人画報という洋菓子や和菓子を取り扱ったサイトで、和菓子 ネット通販 というキーワードでヒットしたので、これを対象にしてみたい。(対象にするサイトは、日本語の通販サイトであれば、別になんでも良い。)

このサイトのカテゴリをクリックすると、URL構造に&や?が混在することから、URLのリクエストに応じて動的にコンテンツを生成するウェブサイトということがわかる。

トップページ


カテゴリページ

カテゴリページのURL末尾には 0-7232-7301 このような数字が並んでおり、この数字はデータベースなどで管理されているカテゴリIDの一部だと思われる。このページから、カテゴリに含まれる商品のURLを取得することができる。

商品ページ



商品ページのURLは
http://fujingaho.ringbell.co.jp/index.php/module/ShohinShosai/action/ShohinShosai/shohin/83340
となっており、末尾の83440が商品IDだと思われる。Googleで以下のコマンドで検索をすると、
site:fujingaho.ringbell.co.jp/index.php/module/ShohinShosai/action/ShohinShosai/shohin/*
約1210件ヒットすることから、このサイトの商品数は1210件あり、この1210件をLive Commerce用のデータ構造にするデータマイニング、実際にはGoogleが行なっているようなデータスクレイピングを行う。この作業までは力仕事となるが、データマイニングができる状態になればこの約1200件の商品データベースが構築され、このデータベースが1日1回自動で更新されるバッチ処理までをクラウド上で行う。

ここまで行うと、このサイトは高度なAPI通信も可能で、あとはデスクトップ上の事務作業レベルでDiscovery Japan へのインテグレーションは簡単だ。

ちなみに、日本語を英語に翻訳するタスクについては

  1. Google/Bingの機械翻訳(有料)
  2. Gengoを代表とするクラウド系の人力翻訳(有料)
  3. 機械翻訳と人力翻訳の中間に位置するハイブリッド翻訳 
などがあるが、機械翻訳は未だにトンデモ翻訳になる可能性もあるので、2と3を選択することになるが、全て人力で行うとそれなりのコストにはなるので、近年でてきた機械翻訳と人力翻訳の両方をいいとこ取りをしたハイブリッド翻訳などはいいだろう。





2017年4月26日水曜日

海外販売の中古マーケット


先日より、Discovery Japan Mall に新たなカテゴリとして中古品を追加した。
中古品は当社のクライアントではなく、自社でいわゆるインターネット上の散在するデータから、Googleのようにクローラーでデータマイニングを行い、一定のデータ書式に変換してから掲載をしている。

データマイニングはネパールにあるデータマイニング専門のIT企業にシステムをお願いした。そこで生成されたデータベースとDiscovery Japan Mallのデータベースを連動させることによってオートメーションでオンライン商品データの生成に成功している。あ人間の手を介して商品を1つ1つ登録しているのではなく、商品登録にあたっては自動化しているため、今後中古品マーケットの商品は拡大する予定だ。

現在は中古時計で開始をしたが、伝統工芸品や漫画や自動車部品など海外で売れる中古品をデータマイニングによって増やしていきたい。



2017年4月24日月曜日

Live Commerce フィリピン開発チームについて

2016年3月以来となるが、約1年かかったがLive Commerce のバージョンは3.2となった。詳細は公式サイトの通りとなるが、Live Commerceは私の30代の人生と共に生きた。

2009年 Live Commerceスタート


2009年当時はLive Commerceのリリース直前でプログラムを開発していた。それから約8年もの歳月が経ち、この8年間は毎日が子育てとLive Commerceというソフトウェアのバージョンアップで、毎日がLive Commerce有りきで仕事をした。

あと2年で40歳となるがメイン開発は日本の開発チームに引き渡された。私の今の仕事は当時はなかったのだが2012年頃に立ち上げたフィリピン開発チームのジョブトレーニグを行うことだ。

2013年 フィリピン開発チームの立ち上げ

フィリピン開発チームには目標が2つある。

1、現地での一気通貫の開発体制
今の日本で行なっているテーマ開発、プラグイン開発というLive Commerceの根幹開発を現地エンジニアで全てでできるようにすることと。これはこの数年で目標をクリアできそうな開発体制・開発スキルのレベルに達している。既に日本企業の大規模案件をいくつか受託しており、その案件のテーマ開発やプラグイン開発を実際にフィリピンで行なっている。

HTMLのコーディングからPHPのコーディング、ECサイトに於けるショッピングユーザーインターフェース、ユーザーエクスペリエンスなどこの数年で徹底的に教え込んだ甲斐もあって、ECサイトに特化したWEBデザインなら日本に引けをとらないレベルだ。

2、アジア周辺からのECサイト受託
フィリピンを中心とするアジア地域でECサイトの受託ができるようにする営業体制を作ること。というのも、Live Commerceは管理画面も英語・簡体字・繁体字で提供しているので、そもそも日本だけに市場を限定する必要なく、実際にいくつかのクライアントは香港や米国にもいて使ってもらっている。

そのため、英語圏・中華圏から受託してもLive Commerceは十分機能するし、決済は配送面については、ローカライズするためにローカル対応の決済プラグインが配送プラグインの開発が現在フィリピンで行える。つまり、開発面には不安はなく、営業面をこの数年で強化していく。

これにより、現地フィリピン人のIT技術者の所得向上を期待したい。
もし、このブログを見ていただいているフィリピン現地の日系企業なら、もちろん現地で受託開発は可能だ。










2017年1月3日火曜日

ルールは破られるためにある

ビジネス版 悪魔の法則
ポジティブ思考のウソを斬る
ダン・S・ケネディ(著)



なんともネガティブなタイトルだが、この本を1年に1回は必ず読むようにしている。子育て世代の30代〜40代にとっては子供には絶対に教えてはいけないタブーのようなことだらけの内容。

目次を見ただけでも、子供には見せられない内容だ。

  1. ポジティブ思考のウソ
  2. 生まれながらの才能のウソ
  3. いまどき大学くらい出ていないとのウソ
  4. 謙虚は最大の美徳のウソ
  5. 礼儀正しくあれのウソ
  6. クリエイティブであらねばならないのウソ
  7. 継続は力なりのウソ
  8. 、、、
と続くのだが、世の中を見渡すとこれとは真逆のメッセージや広告文が多いことに気づくだろう。長年ビジネスをしていると、ポジティブなメッセージを受けるので、次第に角が取れて丸くなったビジネスパーソンとなっていくだが、ダンの本を読むと真逆だ。なので、この本は毎年1回読むことにしている。ネガティブな感情や怒りの感情は起業家にとっては最も重要だし、怒りの感情がないと良い製品は作れない。

この本は1999年発行なので、すでに18年前の本なのだが、Amazonでも定価1500円ではなく高値となっていることからも絶版になっているのではないだろうか。

20代から30代は何かと自己啓発系の成功法則の本やセミナーに参加する傾向にあるが、成功法則産業はいわば、ルールを作るようなもの。例えば7つの習慣は7つ、思考は現実化するのルールは13、これだけで20のルールが存在することになる。このルールをすべて実践したからといってうまくいくわけではない。ダンケネディーはこのルールをぶち壊すことにこそ意味があると何度も本書で読者に訴えかけているように感じる。

たしかに、起業家はルールブレイカーでなければならいと。
1年に1回は読むと、なんとなくスカっとする。