2016年8月5日金曜日

素晴らしい日本製品をもっているが海外では全く知名度がないメーカーのECサイトってどうやって運営する?

素晴らしい日本製品をもっているが、海外では全く知名度がなくどのように自社製品を海外に認知させ流通・拡販していけばいいのか分からない


これ、日本メーカー企業のことを言ってます。

大手メーカーなら海外への知名度もそれなりにありますが、中堅メーカー以下となると海外ではほぼ知名度ゼロ、、ってことになります。日本国内なら卸の流通ルートや雑誌メディア、Amazonなどあらゆるチャンネルを使って知名度認知ができますが、海外だと流通してくれる問屋的機能をもった企業ってあまりありませんよね。


なので、海外の流通に関してはある程度自社で頭を使うことになります。
結論から言えば、海外販売となるとやはり流通ルート的役割を担ってくれていた問屋がいないので、自社で考えなければなりません。

って言っても、メーカー自身に伝手があるわけでもないと思いますので、このブログである程度のやり方を書いておこうと思います。

メーカーが海外に販路拡大する方法は3つです。

1.当社に商品の販売・海外マーケティングを依頼したい方

素晴らしい日本製品をもっているが海外では全く知名度がなくどのように自社製品を海外に認知させ流通・拡販していけばいいのか分からない、そこで当社に海外マーケティングから販売までを依頼したい。

デジタルスタジオはメーカーからの依頼に基づき、海外向け自社ECサイトの立ち上げ・海外向けマーケティング・販売をすべて実行します。メーカー様には商品が売れた時に顧客へ直送していただきます。メーカー様は売上に対する%ロイヤリティを当社へ支払うことになります。メーカー様は自社でサイトを立ち上げたり、マーケティングプランを立案したり、個別に決済手続きなどの契約をする必要はなく、商品の製造と発送のみを担当していただきます。

メーカー様が本当に海外に販売できる商品なのかを検証したり、海外での需要について当社の分析結果などを元に販売戦略をざっくり作ります。
また海外販売を単なるネット通販にとどめず、将来的にどのような方向性で事業化まで落とし込むのか、ネット通販はその最終目的に対してどのポジションとするのか、全体感の方向性と当社の販売戦略、企業理念が事業方向性に一致しているかどうかを、打ち合わせします。コーヒーを飲みなら、ランチをしながら、などお互いのメリットが一致するかを確認します。

要するに、メーカーの未来に向けた経営戦略と当社の企業理念やバリューが一致しているかどうかを確認し、それが合ってさえいればほとんど時間はかからずに海外販売にこぎ着けられます。当社とのレベニューシェア事業となります。


2. 自社で海外販売サイト・海外向けマーケティングをしたい方

デジタルスタジが提供する多言語・多通貨決済が可能なLive Commerceを使って海外向けに自社ECサイトを立ち上げ、自社で海外向けマーケティングからECサイトでの直販を行います。

例えば、すでに国内でヤフー、楽天、Amazon、自社サイトなどの主要なモール・直販サイトを持っており社内でECサイトを運用する体制ができている場合は、越境ECサイトを立ち上げることも自社でできるはずです。当社はサイト立ち上げの支援や、海外販売のマーケティング部分の支援を部分的にサポートします。


 3.海外にテスト販売を依頼したい方

リスクは最小限にしておきたいメーカー様です。
やり方は2通りあります。
1つ目はeBayで売る方法です。当社が先月開発したサービスですがeBayでの代行販売を通じて海外の反応見てから決めたい方です。eBayを使う以上は型番製品のようなJANコードが入っていないとあまりeBayを使う意味がありません。例えば伝統工芸品とかになるとeBayでは無理です。全く流通していないことになるので、この戦略はだめです。オリジナル商材の場合は直販サイトで売るかDiscovery Japan Mallのようなモール出店をお願いしいます。

2つ目はワークシフトを使う方法です。ECサイトのような販売サイトを立ち上げるのではなく、海外の優秀な人材にオンライン上で仕事を発注できるウェブサービスを使い調査を依頼することです。このサービスを使えば例えば、アジア全域に日本の●●の商材の需要があるかどうかの調査を依頼するなどして、調査結果を元に、潜在的需要がありそうな地域でテスト販売を依頼することです。

ざっと3パターン書きましたが、これは当社が現在クライアントに提案している現場での最新手法です。

もっと、端折って言えば、メーカーの海外販売戦略は自社サイトで売るか、eBay(もしくはAmazon US)で売るか、Discovery Japan Mallに出品して売るかの3通りぐらいしかぶっちゃけありません。私が書いた上記3パターンは売り場の紹介ではなく、手法です。

整理すると、売り場としては自社サイト、eBay( or Amazon US) 、Discovery Japan Mallの3通りぐらいしか日本メーカーがお金を突っ込む場所はありません。

手法としては、依頼するか、自社でやるか、の2通りです。


eBay( or Amazon US) で売ることができるのは型番商品などの流通商品しか効果がないので、それ以外の商品は自社サイトという選択におのずとなります。




せっかく素晴らしい商品を持っていても、お金の使い方を間違えると全く成果が出ないばかりか、時間だけが費やされてしまいます。

最近ですと、経済産業省の越境EC補助金がありますよね。
補助金を使う際は、この3つをベースに自社の位置を確認し、国民のお金を有効に使いましょう。

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