2017年1月3日火曜日

ルールは破られるためにある

ビジネス版 悪魔の法則
ポジティブ思考のウソを斬る
ダン・S・ケネディ(著)



なんともネガティブなタイトルだが、この本を1年に1回は必ず読むようにしている。子育て世代の30代〜40代にとっては子供には絶対に教えてはいけないタブーのようなことだらけの内容。

目次を見ただけでも、子供には見せられない内容だ。

  1. ポジティブ思考のウソ
  2. 生まれながらの才能のウソ
  3. いまどき大学くらい出ていないとのウソ
  4. 謙虚は最大の美徳のウソ
  5. 礼儀正しくあれのウソ
  6. クリエイティブであらねばならないのウソ
  7. 継続は力なりのウソ
  8. 、、、
と続くのだが、世の中を見渡すとこれとは真逆のメッセージや広告文が多いことに気づくだろう。長年ビジネスをしていると、ポジティブなメッセージを受けるので、次第に角が取れて丸くなったビジネスパーソンとなっていくだが、ダンの本を読むと真逆だ。なので、この本は毎年1回読むことにしている。ネガティブな感情や怒りの感情は起業家にとっては最も重要だし、怒りの感情がないと良い製品は作れない。

この本は1999年発行なので、すでに18年前の本なのだが、Amazonでも定価1500円ではなく高値となっていることからも絶版になっているのではないだろうか。

20代から30代は何かと自己啓発系の成功法則の本やセミナーに参加する傾向にあるが、成功法則産業はいわば、ルールを作るようなもの。例えば7つの習慣は7つ、思考は現実化するのルールは13、これだけで20のルールが存在することになる。このルールをすべて実践したからといってうまくいくわけではない。ダンケネディーはこのルールをぶち壊すことにこそ意味があると何度も本書で読者に訴えかけているように感じる。

たしかに、起業家はルールブレイカーでなければならいと。
1年に1回は読むと、なんとなくスカっとする。




2016年12月26日月曜日

「越境EC」は爆買い終焉後の救世主になるのか? についてのコメント

「越境EC」は爆買い終焉後の救世主になるのか
 有望ベンチャーに巨額マネーが集中


自社の事業に関係する記事なので、この記事に関する当社のコメント

越境ECという海外に日本の商品を販売すること自体は、国内市場の閉塞感や成長性を考慮しても方向性的にはどのメーカーも手を出すべき市場だが、この記事で確かにメーカーの心配事はこの部分。
自社サイトやTモールに出店し販売する化粧品メーカーの担当者は、「ブランドを毀損されるのがいちばん怖い。最適なパートナーをどう選べばいいのか、手探り状態が続いている」と明かす。売り上げは伸びても「爆買い商材」などといわれ、一部の商品が中国で転売・値引き販売される現状には危機感を抱くという。
やっぱりという感じ。
メーカーは海外に商品を売りたくても、今まで日本で培ってきた日本ブランドのイメージをどうやって越境ECプラットフォームを介してブランド保護をしていくのかという点。

金欠ベンチャーとかに、なまじ商品をとにかく売りたくて、セコい売り方とか、しょぼいビジュアルやコピーで売られるのもメーカーとしては望んでいない。特に、中国系の越境ECアプリやウェブサービスはこの1ー2年で増えているようだが、私もどんなウェブサービスがあって、どんな売り方をしているのかさっぱり。

これはオフィシャルブログで今度記事にして皆さんに紹介しておくとして、私がいいたいのは、国産外のウェブサービスが入ってくることには市場の拡大などいい影響もあるけど、増えすぎると結局ブランド保護がめちゃくちゃになってくるというのは目に見えている。

当社の越境ECモール Discovery Japan Mallなら、こうした問題点については慎重にあつかっている。

Discovery Japanに出店する場合は、最低限の出店基準があって、これが出来ていないショップは出店がそもそもできない。

世間一般で言われているモールに出店して商品を並べればOK、、ではない。
英語で会社概要や、社歴、代表者の写真・メッセージに加え、創業の思いなど、それなりの量になるコンテンツを英語で用意しないといけないので、簡単とはいかない。コンテンツを作るには担当者をアサインしてもらい、コストも時間もかかる。

日本企業から日本人に売るなら、商品の魅力が伝わるだけでもなんとかなると言えばなるかもしれないが、海外に売る場合は商品のことだけを書いても無理。

創業者や開発者の想いを商品のコンテンツ以外に、きちんとしたものを用意しないとだめなのです。Discovery Japan に掲載する以上はしっかりとした日本企業であるという担保を当社はしたいと思っているし、その点は日本企業が運営しているというイメージを打ち出したいと考えています。手間と時間はかかってしまうが、出店する企業がこうしたコンテンツ作成に時間とお金を投資してもらうことで、結果的にそれは消費者への安心感に絶対繋がると思う。顧客から「Discovery Japanに掲載している商品なら安心」と言ってもらえるのが当社の本望。

という当社も、もちろん私の想いをメッセージにしているので、出店を検討している企業に参考にしてもらえればと思います。

越境ECで売るのは確かにベンチャーが参入すればもっと簡単になることは今後確実だが、そこから日本ブランド企業の保護とウェブでの販売力を維持しながら拡大をしていくというバランス感は難しい課題ではあるが、越境ECをより大きなビジネスとして成長させていくためにも、当社はこうした取り組みは継続していきたいと思います。









2016年12月13日火曜日

社内文化

改めて思うだのが、1つのキャリアに縛られることなく多様な職種を経験している人もいれば、特定の仕事だけを長年やってきた人もいる。

どちらも、人生の節目や出会いによって人はその時の最善の選択をする。しかし1つの特定の仕事に関するプロと呼ばれるまでには1万時間の仕事量が必要とされており、1日8時間計算で土日や休みを控除すれば年間200日働いたとしても6.25年かかる。

私は普段面接をする立場にあるのだが、1つの業界で6年から7年以上働いた人間なら、業界の問題点を指摘することができることが多い。逆に節目の転職期に6年未満で次の職に移ってしまった方は、総合職のような方が多い。彼らは自分の得意分野を主張できない。

特に35歳を超えると、その生き方がかなり表れていると思う。
自分もまだ30代の身ではあるが、同じ30代でも総合職のようないろんな業種を経験してきた方は自分の居場所を未だに探している感じがする。

当社に入社するアルバイトの方や社員の方はちなみに、この6-7年は離職率ゼロだ。
何が言いたいかというと、1万時間の仕事量を当社に入社した人は無意識にやっていることになる。

例えば、WEBサイトのコーディングにしても、ウェブサイトのデザインにしても、サーバ管理にしても、プログラミングにしても、カスタマーサポートにしてもお6-7年も経過すると入社当初の1/100程度の時間で、それも質の高い仕事ができるようになっている。

本人はほとんど意識していないと思うが、彼らはやはりプロに近づいていると思う。素人が100時間かけてやる仕事を1時間で、それもかなりの質で行うことができる。

これは、ある意味当社の社内文化でもある。マルチタスクをやるぐらいなら、いっそのこと本当に本人が得意な分野を見極めてあげるのが、リーダー(コーチ)の役割であると思っている。高い目標ができた時だけ、人は成長し、自分をアップデートすることができる。

私は以前、仕事とは何かで投稿しているが、当社はマルチタスクは今後もやらない。1つの仕事を上手にやる方法を今後も徹底する。





2016年9月5日月曜日

越境ECモール Discovery Japan



越境ECモールとしてのDiscovery Japanの試運転を6月から行った。本日時点で商品点数は約1万点に達した。

楽天などのモールに比べれば天と地ほどの差があるが、越境ECモールとしては日本人として海外に売れる商品や海外で今後勝負すべき商品に絞り込んでの1万点なので、国内にある100万点の商品数とはわけが違う。

今まで25歳から37歳までは受託開発、ECサイト構築、Live CommerceによるASPとすべては受身側でビジネスを進めてきたが、38歳の今年は商品もある程度そろった、完璧は絶対にないので、今の形で10月から一気にアクセスを踏みこむ予定だ。

ちなみにfacebookは2015年6月から約1年半ぐらいだが継続してファンの獲得を進めている。
今月からはこの1万点の商品に対してキーワード検索広告の出稿も始めている。

今まではECサイトを作っているだけでなく、自らその最前線に飛び込むことで新しい発見に出会えることが最大の楽しみである。

現在は1日500点づつぐらい商品が追加されているので、このまま10月を迎えるころにいは2万点、年内には5万点ぐらいになっているかもしれない。

Discovery Japanも顧客と同じLive Commerceのエンジンを使って越境ECサイトを構築している。
英語、簡体字、繁体字、タイ語、韓国語を現在インストールし、今後インドネシア語やスペイン語、ロシア語なども追加していく予定。



現在、Discocovery Japanはfacebookの担当が2名、Google AdWordsの担当が1名、サイトの管理やすべてのシステム周りは社長である私自身がシステム管理を担当している。社長だから会社の経営管理をしていると思ったら大間違いだ。もちろん経営管理もするが、まだ体が動くし、まだやりつくせてない。私は大企業にいる中間管理職が最も嫌いだ。私は本田宗一郎のように、いくつになっても自分の技術向上を心掛け、技術経営(MOT)を基本にDiscovery Japanをまだまだ進化させたい。自分のやりたいことが事業になっているので、やぱりやっていて楽しい。








2016年9月4日日曜日

事業を育てること

ウチの会社のメイン事業である Live Commerce に関わって早7年ぐらい。
ECサイトのコアとなる開発は一旦終わり、現在は個別の周辺機能プラグインの開発が多くを占めるようになっている。

しかし7年も経つとOSのバージョンとか開発した時の言語のバージョンとかやっぱりいろいろと変わってくるので、時代のトレンドに合わせてLive Commerceも進化をさせなければならい。といっても以前のようにゼロから開発をする必要はないので、そこまでは大変ではない。例えばPHPのバージョンは現在7でLive Commerceで採用しているZend Frameworkもバージョン3になっているので、php5のサポート終了が2017年12月ということで逆算するとだいたい後1年ぐらいでLive CommerceのシステムもPHP7にする必要が出てくるだろう。

こうした開発方針のようなものを7年前は自分で決めていたのだが、現在は多くの方針を社内で決めている。私がやっているのは方向性と開発予算の取り決め程度で、今はDiscovery Japanという事業がメインになっている。

だいたい1つの事業を他人に任せられるようになるまでって5年が1つの基準なんではないかと。1つの事業を5年ぐらいやると、むしろやっていないことはもう殆ど無く、大半のことは分かっているので、あとはそれを合理的に誰がやるのかを管理する程度になる。

Discovery Japanは2015年に立ち上げた事業なので、まだまだ時間がかかりそうだ。





2016年8月5日金曜日

素晴らしい日本製品をもっているが海外では全く知名度がないメーカーのECサイトってどうやって運営する?

素晴らしい日本製品をもっているが、海外では全く知名度がなくどのように自社製品を海外に認知させ流通・拡販していけばいいのか分からない


これ、日本メーカー企業のことを言ってます。

大手メーカーなら海外への知名度もそれなりにありますが、中堅メーカー以下となると海外ではほぼ知名度ゼロ、、ってことになります。日本国内なら卸の流通ルートや雑誌メディア、Amazonなどあらゆるチャンネルを使って知名度認知ができますが、海外だと流通してくれる問屋的機能をもった企業ってあまりありませんよね。

2016年7月27日水曜日

越境ECのビジネスモデルについて

先日、越境ECフェスティバル2016の東京セミナーが開催され、本日は出展者としての直感的な感想です。

越境ECそのもののビジネスモデルが各業者でいろいろありますね。
例えばAの業者はシンガポールだけ、Bの業者は中国だけ、Cの業者は自社サイトとeBay連携、、、みたいな感じなので越境ECを業界で最も古くからサービス提供していた当社から見ると、いろいろと手法を変えて越境ECと名の付くビジネスをやっているな、、という感じを受けました。

越境ECというビジネスで最短で結果を出すなら、とりわけその期間を3ケ月と仮定した場合、米eBayとAmazon.comの出店ぐらいしかありません。他は3ケ月で結果を出すには難しいでしょう。

例えば、eBayへ日本から出品してる商品の60%の購入者はアメリカ人、Amazon.comに至っては70%ぐらいがアメリカ人です。当社のLive Commerceの越境EC流通をみても55%はアメリカ人です。日本の商品を購入する主役はアメリカ人であって、アジアではありません。が、セミナーに出店している業者の大半はアジアを中心にしたサービス提供が多く見受けられた印象でした。

もちろん、中国人が越境ECサイトから購入している比率が天文学的な成長率を記録していることは事実ですので、中国向けの越境ECもはずせません。ですが、それはTmall国際で出店している企業が受ける恩恵であって、Tmall国際の外ではこの話は通用しません。

つまり、越境ECの主戦場となる売り場は、eBay・Amazon・Tmall国際であり、当社を含めて他の業者は売り場を持っていないので、これらの越境ECモールへの参加を支援する、もしくはGoogle AdWordsや中国百度などの検索エンジン広告・ディスプレイ広告を使って現地ローカル市場に直接自社ECサイトを売り込むという2つの販売戦略のが越境ECを支援する業者でいうとサービスの中心になってきます。

越境EC事業者を選定するときは、こうした前提事実を把握した上で、どの分野が強いのかを見極める必要があるでしょう。もう一度繰り返しますが、eBay・Amazon・Tmall国際に強いのか、またはGoogle AdWordsや中国百度などの検索エンジン広告・ディスプレイ広告に強いのか、このどちらかです。

ここまで言っておいて、自社でいうのもなんですが、当社の立場は、eBay・Amazon・Tmall国際というグローバル企業が運営するモールに対する第3の売り場案として日本初のMade In Japan、Japanブランドを直接販売するDiscovery Japanを皆さまに提案したいと思います。要するに当社自身も売り場を提供するプラットフォーマーである点です。そういう意味では楽天グローバルも同じ立ち位置です。

eBay・Amazon・Tmall国際というグローバル企業が運営するショッピングモールに対して、Discovery Japanは日本企業が日本企業のために立ち上げた100%日本ブランドのショッピングモールであり、モールでの見え方は日本の商品以外ありません。当社としては、eBay・Amazon・Tmall国際に対する第3の売り場として、今後さらにDiscovery Japanの知名度を上げるべく、次回8月2日に開催される大阪でもこうした前提事実を分かりやすく説明していきたいと思います。

最後にもう一度繰り返しますが、越境ECで最短で結果をだす期間を3ケ月と仮定した場合に、上述した越境ECを攻略していくには、Live Commerceでまずは越境EC自社サイトを立ち上げ、Live Commerceが提供するeBay出品ツールを使ってeBayに同時出店、それからDiscovery Japanという第3の売り場への同時出店、最後に越境EC自社サイトにGoogle Adwords等を活用して集客というのが越境EC事業のフローであり成功セオリーになっています。